2026.09.02

「今までやってきたことを全部ぶつけて…」女子相撲で全国優勝へ 日大東北・渡部希暖子さんの挑戦 福島

日大東北高校相撲部で稽古に励む3年生の渡部希暖子さん。
来月行われる高校生活最後の全国大会に向けて練習を重ねています。

日大東北高校3年の渡部希暖子さん。
中学2年のときに全国大会で3位に入り、ことし4月の全国大会でもベスト8入りを果たしました。
普段は友人との時間を楽しむ高校生です。
最近はプリクラに夢中だといいます。

■渡部希暖子さん
「月1プリ!」
「4月だったら桜頭につけたり」
「梅雨の雨やりました」
「雨なんですけど頭に飴付けてやりました」

一方、土俵に上がると表情は一変します。
男子部員2人とともに毎日のように稽古に励んでいます。

■渡部希暖子さん
「立ち合いだと思います」
「最初の当たりの強さが自分の持ち味だと思います」

現在、県内では高校生以上の一般の部に女子選手3人が出場しています。
女子相撲では、レオタードの上からまわしを締めて試合に臨みます。
また、大相撲と同様に髪が土俵につかないよう編み込みをして試合に挑みます。

■渡部希暖子さん
「一瞬で(勝負が)決まる面白さだったり」
「何が起こるかわからないので強い人に勝てたりした時に」
「相撲ならではの面白さに惹かれて相撲を選びました」

会津坂下町出身の渡部さんが相撲を始めたのは小学1年生のときでした。
相撲で強くなるために、柔道や砲丸投げにも取り組みました。
競技綱引きでは全国大会優勝も経験しています。

■渡部希暖子さん
「相撲の体幹にも繋がっているかなと思います」
「柔道は投げ技とか」
「相手の力を利用して投げるのが上手くなったと思う」

現在は親元を離れ、一人暮らしをしています。
自炊や買い物、洗濯、掃除も自分でこなしています。
一般の部は体重別の階級制のため、食事管理にも気を配っています。

■渡部希暖子さん
「いつも減量飯…タンパク質多いのとか食べています」
「麺の代わりに白滝で」

日大東北を選んだ理由のひとつが、幼なじみで同じ相撲部の佐藤光汰朗さんの存在でした。

■渡部希暖子さん
「タロウも仲が良かったんで」
「誰も知らない男の子ばっかりのところに自分から飛び込むとかだったら」
「迷いはあったと思うんですけど」

仲間とともに12年間相撲を続けてきました。
その一方で、大相撲では女性が土俵に上がることは認められていません。

■渡部希暖子さん
「プロがないので周りから将来性がないと言われたことはあったんですけど」

それでも、渡部さんには目指す将来があります。

■渡部希暖子さん
「最終的には地元で相撲を広げられたらなって思っています」
「相撲してきて育てられたことに誇りを持っているので」
「将来自分がプロになるんじゃなくて自分と同じような経験をできる子を増やしたいと思っています」

来月に控える高校最後の全国大会。

■渡部希暖子さん
「高校生活最後の大会になるので悔いが残らないように」
「今までやってきたことを全部ぶつけて優勝目指して頑張りたいです」
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