2026.07.08

プールや海水浴など水遊びの場面にも潜む…熱中症のリスク 記録的な高温続く令和の夏

「梅雨晴れ」ということもありましたが、この先も、気温の高い日が続きそうです。スポーツや、屋外での作業、家のなかでも、熱中症に気をつけたいところですが、実は、プールや海水浴といった水遊びの場面にも熱中症のリスクが潜んでいるんです。

今年も、この季節がやってきました。郡山市のカルチャーパークでは7月4日、プール開きが行われ早速、子どもたちが水遊びを楽しみました。

これから、ますます暑くなれば、冷たいプールは気持ちの良いものですが…記録的な高温が続く令和の夏。そうは言っていられないようです。

■熱中症総合研究所 三宅康史 医師
「最近屋外プールで日差しがきつい。昼も夜も気温が高くて水温が冷えるタイミングがなくなってきた。ぬるいお風呂に入っているのと同じことになるんですね」

取材したのは、熱中症に詳しい三宅医師。ぬるま湯と化したプールにはあるリスクが潜んでいるといいます。

■熱中症総合研究所 三宅康史 医師
「プールそのものが安全な場所ではなくてむしろ熱中症のリスクを高める場所になっていく危険性があります」

水中での熱中症です。体温並みのぬるい水を全身にまとっていれば、自ずと熱中症のリスクは上がりますが、水のなかだと、汗をかいたかや喉の渇きに気づきにくく、より一層、危険だと指摘します。

2025年6月には、会津若松市で行われた水泳の大会で、2日間で18人の高校生が熱中症の疑いで救急搬送。年齢や性別を問わず、珍しいことではないのです。

こうした状況に教育現場でも対策に力をいれています。こちらは国見小学校。プールの授業に集まった子どもたちが手にしていたのは「水筒」です。

■先生の呼びかけ
「プールの中とは言え、体から水分抜けていきます。まず水分とってからシャワーに進みましょう」

プールに入る前には、気づかぬうちに脱水症状になるのを防ぐため、意識的に水分を補給するよう指導しています。

また、常に気温と水温を測り、温度によっては、プールの授業を控えるようにしているといいます。

■国見小学校 渡邉文盟 教頭
「(プールでの)水分補給というのは外での運動と同じように意識するようにしています。気温、水温の状況についてはこまめに確認をしていきながら。安全に注意しながら入るようにしています」

水中で熱中症の症状が出れば、事故につながりかねません。取材した三宅医師によると「水分をとるだけではなく、体を冷やすこと」も水中の熱中症を防ぐポイントです。

■熱中症総合研究所 三宅康史 医師
「温まった水を飲むっていうのは水分補給にはなるけれども体を冷やす効果っていうのはなくなってしまいます。プールサイドに手を伸ばせば、保冷剤あるいは魔法瓶でいつでも水分をとれるようにしておく」

これは、海水浴や湖水浴でも同じ。水中だからと油断せず、水分補給や体を冷やすことを意識して夏の水遊びを楽しみたいところです。
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