2026.06.03

大堀相馬焼 浪江で作陶再開 初窯出しで復興へ一歩 福島

原発事故から15年、被災地=浪江町の伝統工芸「大堀相馬焼」。その今を取材しました。福島第一原発の事故から15年、復興への一歩です。先日、被災地=浪江町を訪ねると…地元の伝統工芸「大堀相馬焼」。白河市に避難していた窯元「錨屋窯」が浪江での作陶を再開し、初窯出しの日を迎えていました。地元・浪江で再開した窯元は2軒目となります。

錨屋窯 山田 慎一さん「ここで先祖代々、焼き物屋をやっていたそういう職業ですのでいつかまた大堀に戻り焼き物を作りたいという思いでずっといました。」

将来的には、活気あふれる賑わのある産地になれば良いなと思っています。そんな産地の復活に向け、この日も工房では、地域おこし協力隊の柳沼知樹さんが修行を重ねていました。原発事故前、大堀地区には、20を超える窯元が軒を連ね、300年以上続くその伝統を受け継いできました。2011年の原発事故で、窯元は避難を余儀なくされましたが、おととしには一軒の窯元が地元で再開。今回は、それに続く再開で、産地の復活に期待が高まります。

おととし窯を再開した 近藤 学「元々の大堀に戻ってここでまた従来の焼き物。大堀相馬焼の本来の姿が戻せれば、これからまた100年、200年と続いていく可能性が出てくる。そういう意味では、もっともっとみなさんに帰ってもらいたいという気持ちはある。」

こうして復活に向けて歩む「大堀相馬焼」。最近は、こんな身近なところにも。例えば、おとなり双葉町に今月1日開業したホテルには…。大堀相馬焼などの制作過程で出たかけらを使ったオブジェも登場。かけらに新たな息吹を注ぎ、復興へ再び動き出す、そんな思いが込められているそうです。もちろんホテル内のショップにも…作品が並んでいます。

一方、身近に感じると言えば、こんなところにも…。こちらは、浪江町の道の駅。

「こちらのガチャから出てくるのは、なんと大堀相馬焼のぐい飲みだそうです。」

カプセルの中に入っているのは、大堀相馬焼のぐい飲みで、およそ10種類あるそう。多くの種類を手に入れようと、買い続ける人もいるそうです。窯元では、大堀相馬焼の魅力を感じてもらいたいとこのガチャを始めたそうで、

「買い求めて頂いたぐいのみで、美味しい福島の日本酒を楽しんでもらえれば」と話しています。
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