代表者挨拶｜いわき市の不動産売買仲介専門「あらしだ不動産株式会社」

Message代表者挨拶

 

　あらしだ不動産株式会社は令和７年１月に立ち上げました。私が４６才の年です。そして、不動産業界に飛び込んだのは遡ること２１年前、２５才の時でした。学歴もたいしたことのない私は、運よく採用していただいたのもあり、同期入社や同い年の先輩社員に負けたくない一心で、朝早くから深夜まで業務に携わりながら勉強し、誰よりも結果を出すことを第一に考えて仕事に没頭していました。幸いにも努力は報われることを高校で打ち込んだ部活動で知っていましたので、努力することも苦じゃなければ、これだけの努力をすれば人より秀でることが出来ると言う感覚も知っていました。結果、１年目で当時の会社が加盟していた不動産フランチャイズの売買仲介新人王を獲得し、私の不動産営業としてのキャリアがスタートしました。それから一度転職をし、転職先でも加盟フランチャイズの年間個人最優秀表彰を受けるなど実績を重ね今に至ります。
　「もっと早く独立すれば良かったのに。」と私を知る周囲の人には良く言われます。確かに時間は有限であり、トライするのは早ければ早いほど結果的に良いものです。ですが、私自身は独立をするタイミングはこの歳で良かったと思っています。人は歳を重ねるごとに価値観が醸成されていくものです。若いころには決して持てなかった価値観が今の私にはあります。この歳になり、もう物質的な豊かさに恵まれたいと思うこともなければ、お金持ちになりたいという野望もありません。物やお金は本質的な人の幸せとは関係のないものだと言うことを既に知っています。家族を持つことが出来て、子供も４人恵まれました。人が望み手に入れたいと願う全てのものをすでに持っているとも思えます。人生の大先輩でもあるお客様からも折に触れ「足るを知る。」という言葉を、形を変えて教えて頂く機会が度々ありました。今思えばなんと有難い啓発であったことかと思うばかりです。
　では何故独立開業するのかと言うことですが、自分の意志や価値観でこの先働いて行きたいと思ったからです。自分の価値観を体現する自分の会社でそれを実現していきたいと思ったからです。これからは与えられる側から与える側になりたいと思ったからです。働く人、関わるお客様、そして自分の家族や友人、その人たちの幸せが自分の生きがいになる自分の会社を持ちたいと思ったからです。「市内で一番の不動産会社になる！」そんな野望はありません。「稼ぎまくって金持ちになる！」そんな気持ちは微塵もありません。ですが、関わる人を皆幸せに出来るぐらいに強く安定した会社にしなければとは思っています。一人の力ではどうする事も出来ないし、人に恵まれてきた私の人生ですから、この先も沢山の人の優しさに支えられながら進んで行くことでしょう。感謝を忘れず、ご恩に報い、日々やるべき事に邁進していきます。
　とりとめもなく思いを文章にしてしまいましたが、率直な私自身の思いでもあり、私らしくこれで良いと思います。この会社を是非応援していただければ幸いです。

令和７年　１月１日
代表取締役　嵐田裕之