2022.03.10
院長のひとりごと「教育の重要性」
最近のニュースを見て、安易に衝動的に人に危害を与えるのは如何なものか?
一個人が発作的に怒りの感情が湧き出て、第三者に対して殺意や怒りのコントロールが出来ないのは、今までの教育とういうものを疑ってしまう。
我々の時代とは違い、個の『自由』を重んじるが故に他人への迷惑を感じない子が多くなったような気がする。
自分の感情で無差別に他人を傷つけたくなった、という動機になるのは何かが欠落している事であり教育の間違いである。
昔と大きな違いは、日本人のプライドや誇りがどんどんなくなっている。
何かに目標を持ち、達成に向かって励むという姿勢が減っている。
学業で例えると、一生懸命勉強して東大合格を目指す。
周りの競争が激しいが故に必死に闘争心を燃やす。
努力が実ることにより、自信に満ち溢れプライドや誇りが生まれる。
最近では、人口減少の影響もあるのだろうか学校や企業、公共機関の募集人員においては定員割れが起きている。
これは、いままでの基準をある程度満たさなくても人員確保を優先しがちな傾向な気がする。
そうすると質やレベルが下がったり、教育のある一部が欠落するのではないだろうかと気になる。
日本は、先行きのことより目先のことだけを考えているという現状が、教育にもあらわれている。
これは同時に我々国民にも言えることなのではないだろうか。
教育の設計や人間的なフィロソフィを向上させなくてはいけないと切に願う。
一年の計は穀を樹うるに如くはなし。
十年の計は木を樹うるに如くはなし。
終身の計は人を樹うるに如くはなし。
これは、一年先のことだけを考えるなら、穀物を作ればよいし十年先のことを思うなら木を植えればいい。
しかし、一生のことを考えれば人間を育てる以上に大切なことはない。

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